
どうして瞑想をするのか?
「心を落ち着かせて生活したい」
と思っていても、
溢れかえる情報によって、
心は常にさまよい続けています。
だから目を閉じることで、
視覚に頼っていた外の情報が遮断され、
心が自然と内側に向かっていきます。
そこには心が寛ぐ本来の場所があり、
そこに座って落ち着くことによって、
私たちは
何ものも否定したり、排除することなく
自分自身を受け入れることができる。
そしてまた目を開けて
日常へと戻っていったときには、
自分の中に
より広がったスペースを
感じることができるでしょう。
その練習の積み重ねが、
本当に落ち着いた心の質を作っていきます。
瞑想のステップ
①心を集中させる
基本的には瞑想は、
いろんなテクニックによって
揺れ動く心を一点に集中させる
ところから始まります。
心がせわしなく動いていると、
意識が散漫になり
物事の本質がよく観えなくなります。
②気づく
そのうえで、
自身の身体、呼吸、心などの今の状態に
「そうなんだな」と
ただ気づいていきます。
③受容する
気づいたことを
自分のいい方に変えたり
コントロールしょうとせずに、
そのまま受け入れます。
④観察する
気づきをそのままに、
集中した心で観察していきます。
上空からトンビが地上を眺めるように、
より俯瞰した視野から眺めると、
自分の思い込みではない
ありのままの姿が見えてきます。
そのことで、
自己への理解がより深まっていくでしょう。
マインドフルネス瞑想
ヒツジナヨガでは、
より自然な呼吸や身体を観察し、
過去でも未来でもない
「今この瞬間」の
あるがままの状態に意識を向ける
『マインドフルネス瞑想』
を主に練習しています。
多くの人にとって取り組みやすく、
特定の意識状態を強要しない安全な瞑想法です。
肯定も否定もせず、
「ただそうなんだ」
という気づきをそのまんま、
何も変えず共にいるという練習は、
日常生活の中で常に揺れ動き、
変化に苦しむ私たちのマインドにとって
大きな助けとなります。
日々の生活に瞑想、
あるいは瞑想的な在り方が根ずくことで、
自分自身をそのまんま受け入れる力、
より善く生きる質を得られるでしょう。

