saita PULS 7月の重ね煮③

オンライン雑誌saita PULSにて、毎週土曜日、重ね煮連載をしています。
旬の野菜を使った、簡単時短の重ね煮アレンジをしていきます。

週末にまとめて作る“栄養ご飯”のもと|デトックス効果が期待できるとうもろこしとピーマンの重ね煮

山田 直

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自然食料理人の山田です。
おうちでご飯を食べることが多くなりましたね。毎日の食事の準備に疲れていませんか?簡単なもので、でも栄養のあるものが食べたい……そんなときの救世主は「重ね煮」です。
切った野菜を塩とともに重ねて煮るだけで、野菜のうまみ、出汁を引き出すことができるんです。
これさえ作って冷蔵庫に入れておけば、お味噌汁やスープ、炒め物にサラダとなんでも簡単にすぐできますよ!

重ね煮のおさらい

重ね煮とはひとつの鍋の中でたくさんの野菜を重ねてベースを作り、それを使っていろんな料理を簡単に作ろうという調理法のこと。

作った重ね煮は、冷蔵庫で5日位保存出来て、使いたいときに使いたい分だけさっとアレンジできます。先に火を通しているので時短料理になるうえに、たくさん作って使う分だけ取り出せるので、使い勝手が最高なんです。

とうもろこしとピーマンの重ね煮

今週も夏野菜、ほろ苦いピーマンを使った重ね煮。良薬は口に苦しの通り、苦みにはたくさんの効能があるそうです。
苦いものを食べると胃が活性化して活発に動き出し、消化力が上がります。さらに毒素や脂肪をこすり取る効果もあるそうで、身体のデトックスを力強くサポートします。また、身体の余分な水分を取り熱を下げる効果も。食欲不振や熱が溜まる夏にはありがたい食材です。

とうもろこしのような甘いものと合わせて重ねることで食べやすくなり、ほっと落ち着いた心身でいられます。夏の重ね煮の必需品ですね。