破壊と創造に善悪は存在しない

スクリーンで再上映中の、風の谷のナウシカを観てきました。
マスク無しでは死んでしまう毒の世界。
その毒が実は世界を浄化している真実。
これって正に今の世界そのもの。
それに対し戦って駆逐しょうとする者。
深い根本を見つめて共存の道を探す者。
その2人の名前は、実は綴りが入れ替わっているだけで同じだという驚き。
つまりどちらも、同じ者の違った側面を持っている。どちらの力も世界にとっては必要だということ。
破壊と創造に善悪は存在しない。
その中で調和を探していく勇気。
もうこれは神話だ。
映像の古さがまったく問題にならない作品の力。
あらゆる側面で考えさせられて、知っているのに泣かされました。

ちなみに、映画は原作の前半部分をまとめたものなので、その後にまだ壮大な真実の物語が控えています。
これは正に今必要な物語。変わらない真理。
僕も久しぶりに全7巻の本を読みかえし、その真理を心身に染み込ませてみようと。